仕事が終わらない、無限残業対策について【サラリーマン編】

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残業に苦しんでいる人に絶対知っておいてほしい残業対策について整理する。

仕事は無限

仕事は基本的に無限である。

特にサラリーマンについては、仕事がなくなることが基本的にありえない。

早く仕事が終わってもまた次の仕事が降ってくる。または、【次の仕事への準備】という仕事をやることになる。

個人事業主であれば売上目標を自分で決められるため、仕事をするもしないも自分で決められるが、サラリーマンは巨大な歯車の一部として仕事をしているため、仮に自分の仕事が終わったとしても他部署や他者の仕事を手伝うことになる。

要は自分で仕事の量を決められないため、仕事は事実上無限となる。

仕事の量は人によって変わる

多くの場合、毎日遅くまで残業をしている人はどの部署にいても残業し、残業をしない人はどの部署に行っても残業をしない。

理由は大きく2つあると思われる。

①【どこからどこまでが仕事】であるかの定義が人によって違う

仕事に対する意識の違いでやるべき仕事の量も質も変わる。

仕事とは原則、【誰かの役に立つ】行為なので、これを重視している人であれば仕事はまさに無限といえる。【役に立つことが仕事】なので、明確な仕事の終わりなどないことになる。

一方、仕事を単なる作業として捉えている人、仕事の目的を意識する必要性を感じないタイプの人であれば、仕事の量も質も関係がない。なぜなら労働は量でも質でもなく、【働いている時間】だと考えているからだ。

ちなみに、法律上は後者の考え方がベースとなっている。

②仕事ができる人に仕事が集中する

これは説明不要である。

使用者は成果を出さなければならないわけで、そうなると仕事ができない人にたくさんの仕事を振るわけにはいかない。

【成功のパラドックス】と呼ばれる現象。

成果を落とさず、仕事と残業を減らす考え方

定時になったら絶対に帰る

毎日遅くまで仕事をする人でも、終電の時間や、午前0時になったら切り上げて帰る人がほとんどです。

不思議だと思いませんか?なぜ仕事が終わっていないにもかかわらず特定の時間になると帰れるのか。

これは【パーキンソンの第1法則】と非常に深い関係がある。

パーキンソンの法則
第1法則とは、仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張するというものです。 ある作業に対して、2時間が与えられたらならば、その2時間をフルに使ってしまうのです。 … 2時間で終わる作業であっても、2日間まるまる使えると思ったら、使ってしまうものなのです。

つまり、毎日終電まで仕事をする人は、【終電の時間までが仕事の時間】という捉え方をしているため、常に終電に合わせて仕事をしているが故に帰る時間が遅いということになる。

したがって、「定時退社する!」「絶対に20時に帰る!」と時間を決めて仕事をすると、その時間に終わるような仕事のスタイルになる。ちなみにこれに伴って結果や成果は落ちない。なぜなら、早く帰るために仕事のやり方自体を変えているためだ。

逆に、成果が落ちたのであれば、帰ると決めた時間の設定が間違っているか、仕事のやり方をさらに改良していく必要があると言える。

ちなみにこの話は株式会社アクシアの例が非常にわかりやすいので、リンクを張っておく。

まとめ

残業というのは非常に奥が深いもので、単純な仕事量や難易度で決まるわけでもなく、仕事に対する意識の高低で決まるものでもない。非常に複雑な要因が絡み合っています。

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