「これも修行のうち。」【著】草薙龍瞬

「苦しまない心の使い方の基本」の一つは、意識を向ける先を「感覚」「感情」「思考」「意欲」のいずれかに切り替えること

人々の現実は、楽しいことを探して不満を生み出し、不快を遠ざけようとしつつ、実際は怒ってばかり

「快」には2種類ある。
①欲を満たして満足する
②心に苦痛がない、執われ、わだかまりがない

欲にはキリがなく、刺激を受けて再生する。
どんな快も長続きしない(心は無常であるため)
世間で強調されている「快楽を求めよう」「人生は楽しまないと」という発想は、正しいとは言えない

普段の感情の持ち方として望ましいのは、
①ニュートラルが基本、
②快はおまけ
③不快は避けるべきだが、不快を感じたら解消する

怒りの感情も無常。放っておけば消える

意識を気づきに使うことで、反応の量を減らす
怒りに使う意識の量が減る

反応に使える意識の量には限りがある
怒りに意識を使うのはムダ遣い

人間のアタマは言葉で一杯。
考えを消す、言葉を消す。
無駄な考えが生まれなければ心は広々とクリーン。

相手を哀れむ反応は、相手を見下すことで、自分の「慢」を満たしている

疲れたり、考えがまとまらなくなったり、気持ちが落ち着かなくなったらと思ったら、心の別の領域に切り替える発想をもつ

日常で何が起きてもイラッとしない性格は、四六時中体の感覚の一部に意識を向け続けることから育てていく
足の裏の感覚に意識を戻す

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